非歯原性疼痛

非歯原性疼痛とは

痛みには一般的に局所(体の具体的な箇所)に原因があるものと、検査等を行っても局所に原因が見つからない。または、局所に原因があるとしてもその状態に不釣合いな激しい痛みを発症するものがあります。口腔領域の疼痛を、歯もしくは歯周組織に起因するものと、周囲組織(咀嚼筋、頸部筋、顎骨、頸骨,副鼻腔、顎関節、血管、唾液腺等)に起因するものに分けた場合、前者を歯原性疼痛(歯が原因の痛み)、
後者を非歯原性疼痛(歯以外の原因の痛み)と呼びます。
原因不明の歯痛・口腔痛が、歯に起因するのか、歯に起因しないのかを見極めるには、関連痛という考え方を認識することが重要です。これを診断するために当院では、歯の診断のみならず、顎口腔や全身、心の状態からも診断を行っています。
更に非歯原性疼痛の中には、神経障害性疼痛と言う末端神経または中枢神経の変性による厄介な疼痛も有り、治療方法が確立されていない物も有ります。

非歯原性疼痛の原因

歯痛を訴えて慶応大学病院口腔顔面痛外来に来院された患者さまのうち、歯が痛みの原因でない(非歯原性疼痛)患者さまの痛みの原因は、筋・筋膜疼痛が48%、持続性神経障害性疼痛24%、心因性疼痛10%、三叉神経痛8%、その他10%というデータが公表されています。

筋・筋膜疼痛

筋・筋膜疼痛とは

非歯原性疼痛(歯に原因がないのに歯が痛いと感じる痛み)として頻度の高いのが、筋・筋膜が原因である場合です。
わかりやすく例をいえば、「肩こりがひどくなると頭が痛くなる、そして歯も痛くなる。肩をもむと楽になって頭の痛みも歯の痛みも感じなくなる」というような痛みです。食事中には痛みがなく、食後に痛むのが特長です。こういった例では、患者さまの多くは咬筋、側頭筋が機能性に肥大しています。

筋・筋膜疼痛の治療

普段の生活において、噛み締めていることが一番の原因ですので、噛み締めないように、呼吸法など指導します。
また硬いものを噛まないこと、いつも使う歯と反対側で食事すること、筋の安静、負荷の軽減を指導します。対症療法としてスプレイ&ストレッチ、ホットパック、超音波、三横指開口ストレッチ、トリガーポイント注射があります。

トリガーポイントとは

筋紡錘内に存在し触診により索状硬結として感じ、自発痛があり、圧迫すると過敏に反応し、ジャンピングサインと呼ばれる逃避反応が起こる痛みを生ずるポイントのことです。

神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは

中枢、末梢の知覚神経の機能障害により生じる痛みです。歯に分布する神経が障害されることもあり神経障害性疼痛を引き起こすこともあります。
末端神経の侵害受容器の異常興奮や中枢神経(脳)の異常興奮や機能異常によって自発痛としての激痛や、あるいは少しの衝撃によって激痛を引き起こすことがあります。

神経障害性疼痛の治療

局所麻酔剤とカプサイシン(タバスコに入っているものです)と義歯安定剤とを混ぜて局所を覆うことで、痛みを解消します。
この治療に最も効果があるのは三環系抗うつ薬(TCA:アミトリプチリン)といわれています。三環系抗うつ薬は慎重に投与すべきで、特に高齢者では抗コリン作用(口渇、便秘)、心臓の伝達系への重大な副作用があります。ほかの点でも注意すべきことが多いので、実績のある医師のもとでの、適格な診断と治療が大切です。
当院では、神経障害性疼痛の成り立ちについて、カウンセリングし、更に自律神経訓練・イメージ療法等による、疼痛の解消・低減の実績を数多く持っています。

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当院では、あらゆる歯の痛みや悩みに対応しております。
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